お口のトラブルの原因はプラーク?蓄積を防いでむし歯や歯周病を予防しましょう
皆様、こんにちは。
柏駅から徒歩3分の歯医者【ジャパンデンタルクリニック】です。
「むし歯や歯周病の予防にはプラークコントロールが大切だ」と、どなたでも一度は聞いたことがあると思います。
しかし、「じつは、プラークがどのようなものなのかよくわかっていない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
プラークとは「歯垢」のことで、「バイオフィルム」とも呼ばれます。
今回は、お口の中の健康を妨げる原因の一つ「プラーク」について、一緒に知識を深めていきましょう。
プラークについてより深く知ることで、むし歯や歯周病の予防効果を高めることにつながるでしょう。
田名網 宏樹 院長
日本大学再生歯科治療学講座 入局
首都圏の歯科医院勤務後、某歯科医院理事副院長 就任
柏東口駅前歯科 ジャパンデンタルクリニック 開院
日本大学歯科治療管理学講座 在籍
医療法人社団 秀和誠宏会 設立
医院名:ジャパンデンタルクリニック
所在地: 〒277-0005千葉県柏市柏1丁目7−1 DayOneタワー 203
柏二番街商店街中、ライオンズマンションの2F
Contents
プラークは細菌のかたまり!放置するとむし歯や歯周病の原因になります

プラーク(歯垢)は、細菌や細菌が作り出した物質(代謝産物)のかたまりです。
歯科の分野では、むし歯や歯周病の原因となる細菌が作り出すデンタルプラークを指すことが多いのですが、プラークは日常生活の多くの場面でも見ることができます。
流し台に置いてある三角コーナーや排水溝を見てみましょう。
少しの間掃除をせず放置していると、次第に「ぬめり」が出てきますよね。
この「ぬめり」は膜状になったプラーク、つまりバイオフィルムの一種なのです。
プラークは、細菌にとって生存に有利な環境を作り出すことに役立っています。
細菌は、空気中では乾燥に、お口の中では唾液によって洗い流されたり免疫によって攻撃されたりするリスクにさらされているのです。
細菌も生き物なのでこれらと必死に戦い、生存率を上げるために単体で生きるよりもまとまって生活することを選択します。
そうして細菌はプラーク、つまりコロニーを作り出して、さらにそこから数を増やし、活動の場を広げていくのです。
プラーク1mgの中には、じつに1億個以上の細菌が含まれています。
お口の中でプラークが増えていくことは、むし歯や歯周病の原因菌がどんどん増え続けることを意味するのです。
お口の健康を維持するには、プラークが増えすぎないように適切に取り除くことが大切です。
プラークの特徴

お口の中の細菌の種類は、300種類を超えるといわれています。
すべての細菌がお口の中のトラブルの原因になるわけではなく、むし歯や歯周病の原因になるものは限られています。
むし歯や歯周病の原因となる細菌は、プラークを作りながら数を増やしていくのが特徴です。
参照:J-STAGE|口腔バイオフィルム形成に関する分子遺伝学的研究 p264 はじめに>
プラークの作られ方や付着しやすい場所を知っておくことで、むし歯や歯周病といったお口の中のトラブルを防ぐことにつなげられるでしょう。
プラークはどうやって形成される?
プラークは、お口の中の食べかすや磨き残しなどの汚れをもとに、歯周病菌などの細菌がねばねばした物質を作り出して、歯の表面にくっつきます。
プラークは細菌のかたまりです。
細菌は、プラークを足がかりにしてそこからさらに数を増やして、お口の中で増殖していきます。
細菌の数が増えるほどプラークの数も増え、歯周病やむし歯などが発生・進行しやすくなります。
プラークは粘着性が高いため、うがい程度では落とすことができません。
そのため、プラークを蓄積させないためには丁寧な歯磨きが欠かせないのです。
プラークが付着しやすい場所
プラークが付着しやすいのは、歯ブラシが届きにくい場所です。
たとえば、
・歯と歯のすき間
・歯と歯ぐきの境目
・奥歯の溝
・歯並びが悪く歯が重なっている部分
・歯が抜けた場所
などがあげられます。
これらの場所は特に念入りに、また歯ブラシだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスなどを併用して、しっかりと汚れを落としましょう。
プラークの付着はどうやってチェックする?

プラークの付着状況は、染め出し液を使用することで確認できます。
染め出し液は、歯の表面に付着したプラークに反応して染まります。
染め出し液を使用してプラークがついている場所を確認することで、歯磨きがきちんとできているか、ご自身のお口の中で磨き残しができやすい場所はどこかを確認することができるのです。
プラークの染め出しは歯医者で行えるほかに、市販されている染め出し液や染め出し剤でも行うことができます。
当院では、口腔内カメラを使用して患者様と一緒にお口の中をチェックします。
実際にお口の中の状況を見ていただくことで、プラークの付着状況を把握するだけでなく、磨き残しができやすい場所やそれらの場所を効率的に磨ける歯磨きの仕方などをお伝えすることが可能です。
プラークが固まったものが歯石です

歯石とは、プラークが唾液中のカルシウムやリン酸といったミネラルと結合したものです。
歯の表面に付着した歯石を「縁上歯石」、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットの内部に付着した歯石を「歯肉縁下歯石」といいます。
歯石は、歯ぐきの上の部分では黄色っぽく、歯周ポケット部分では暗褐色や緑褐色をしているのが特徴です。
これは、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットの内部で出血が起きたときに、プラークと血液が混ざることで色素沈着が起こるためです。
歯周ポケットの内部にできた歯石は歯の表面に付着した歯石よりも硬く、カルシウムやリン、マグネシウムなどの無機質80%、タンパク質や脂質といった有機物11%、ほかに水などから構成されています。
参照:J-STAGE|日本再生歯科位学会誌|歯肉-歯周病変部の歯石と歯肉縁下歯石の組織構造、化学組成および結晶の比較検討 p13 緒言>
歯石は歯磨きで落とせない!
プラークと歯石が大きく異なる点の一つが、プラークは歯磨きで取り除くことができるのに対して、歯石は歯磨きでは取り除くことができないことです。
歯石は、歯に付着したプラークが唾液中のカルシウムやリン酸といったミネラルと結びついて石灰化することで、石のように硬くなります。
歯磨きで落とせない歯石を落とすためには、歯医者でのクリーニングを受けましょう。
無理に歯みがきで歯石を落とそうとすると、強い力で磨いて歯の表面や歯ぐきを傷つける恐れがあります。
その結果、歯ぐきが下がったり、露出した歯の根元が削れたりする場合があります。
また、歯の表面が削れてしまうことでその下にある象牙質が露出すると、知覚過敏の原因にもなってしまうのです。
プラークが長時間お口の中に滞在すると、歯の表面に糖を使って膜のようなバイオフィルムを形成します。
バイオフィルムができてしまうと、歯磨きで落とすのが難しくなるため、歯科医院での専門的なケアが必要になります。
できてしまったバイオフィルムや歯石の除去は、プロのクリーニングにまかせましょう。
歯石はどこにたまりやすい?
歯石がよく付着しやすい場所は、
・下の前歯の裏側
・上の奥歯の表側
の2箇所です。
下の前歯の裏側は、歯ブラシが届きにくい場所の一つです。
また、これら2箇所のそばには、唾液腺があります。
プラークが歯石になるには唾液中のミネラルと結びつく必要があるため、唾液が多く分泌される唾液腺に近いこの2箇所は、歯石ができやすいのです。
また、出血している場所も血液の影響で石灰化が促進されるため、歯石ができやすくなります。
歯磨きをするときは、これらの場所に気をつけて丁寧に磨きましょう。
プラークの蓄積を防ぐにはセルフケアが肝心!

プラークの蓄積を防ぐには、毎日の丁寧な歯磨きが欠かせません。
歯磨きをする際は、歯ブラシだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスを一緒に使用します。
歯磨きだけを使用した場合には、プラーク除去率は約6割ですが、歯ブラシにデンタルフロスや歯間ブラシを併用することで除去率は8割前後にまで上昇するといわれています。
毎日の歯磨きを丁寧に行うことで、むし歯や歯周病から歯を守りましょう。
食生活もプラークの蓄積に影響します

食生活を改善することも、プラークの蓄積を防ぎ、お口のトラブルの予防につながります。
そのためには、プラークを作りやすい食べものを摂りすぎないことや唾液の分泌を促すこと、食事の回数・時間を意識することが大切です。
糖質が多い食べものやお口に長く残る食べもの、粘着性が高い食べものは、プラークが作られやすくなります。
むし歯菌はショ糖から「不溶性グルカン」という粘着性がある物質を作り出し、むし歯菌を歯の表面に定着させる上に増殖させてしまうのです。
ショ糖は、砂糖類を使ったお菓子やフルーツなどに多く含まれます。
お口の中に長く残る食べものや粘着性が高い食べものは、食事のあとも歯と歯の間に汚れとして残りやすくなり、それをエサにして細菌がプラークを作りやすくなります。
これらの食べものは、キャンディやガム、チョコレート、ポテトチップスといったスナック菓子などです。
唾液には、お口の中を洗浄する働きがあります。
また、食事の回数を増やさないこと、一度の食事に長時間かけないことで、食べものがお口の中に長時間滞在するリスクを軽減することができます。
定期的なクリーニングはジャパンデンタルクリニックへ!

お口のトラブルを防ぐために、歯磨きを丁寧に行うことはもちろん大切です。
しかし、歯医者の定期検診やクリーニングをうまく活用することで、その効果はもっと高まるでしょう。
柏市の【ジャパンデンタルクリニック】では、患者様の年齢に合わせたクリーニングや予防ケアを実施しています。
お口の中のトラブルの原因は、患者様によって異なります。
年齢による歯の特性やお口の中の環境に合わせたケアを行うことで、お口の健康維持につなげることができるでしょう。
お口の定期検診やクリーニング、家庭での予防ケアは、「柏駅」東口から徒歩3分の当院にご相談ください。







