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【小児歯科】歯科医院で受けられる子どものむし歯予防|フッ素塗布・シーラントとは?

子どもの歯は、大人の歯とくらべてむし歯が進行しやすいため注意が必要です。
また、子どもの歯磨きだけでは、磨き残しが生じやすいことがあります。

 

子どものむし歯を予防するためには、ご家庭での歯磨きや仕上げ磨きに加えて、定期的に歯科医院でお口の状態を確認することが大切です。
小児歯科では、フッ素塗布(フッ化物歯面塗布)やシーラント、お口のクリーニングなど、年齢や歯の状態に合わせた予防処置を行っています。

 

今回は、歯科医院で受けられる子どものむし歯予防について、フッ素塗布やシーラントを中心にご紹介します。

 

 田名網 宏樹 院長
田名網 宏樹 院長

田名網 宏樹 院長

日本大学松戸歯学部 卒業
日本大学再生歯科治療学講座 入局
首都圏の歯科医院勤務後、某歯科医院理事副院長 就任
柏東口駅前歯科 ジャパンデンタルクリニック 開院
日本大学歯科治療管理学講座 在籍
医療法人社団 秀和誠宏会 設立


医院名:ジャパンデンタルクリニック
所在地: 〒277-0005千葉県柏市柏1丁目7−1 DayOneタワー 203
柏二番街商店街中、ライオンズマンションの2F

 

フッ素塗布とシーラントは子どもの歯をむし歯から守る予防処置

当院の小児歯科では、子どもの年齢や歯の生え方、お口の状態に応じてむし歯の予防処置をご提案します。
歯科医院で受けられるおもなむし歯予防処置は、「フッ素塗布」と「シーラント」です。

 

フッ素塗布|歯質を強くしてむし歯に強い歯をめざす


フッ素塗布は、歯の表面に高濃度のフッ化物を塗り、むし歯になりにくい歯をめざす予防処置です。

 

●フッ化物の3つのむし歯予防効果

フッ化物には、次のようなむし歯予防効果があります。

・歯の再石灰化を促す
・酸に溶けにくい歯質に強化する
・むし歯菌の活動を抑える

 

むし歯の初期段階では、むし歯菌が作る酸の影響によって、歯の表面からカルシウムやリン酸などのミネラルが溶け出します。
フッ化物は、歯から溶け出したミネラルを再び歯に取り込む「再石灰化」を促す働きによって、むし歯を予防するのです。

 

また、フッ化物が歯に取り込まれることで、むし歯菌がつくる酸の影響を受けにくい歯質へと変化します。
フッ化物には、むし歯菌の代謝を阻害する作用もあり、むし歯菌が作る酸の量を減らすことにもつながります。

 

ただし、フッ素塗布は、1回受けるだけでは十分な効果は得られません。
子どものむし歯を予防するためには、年2回以上、定期的に継続することが大切です。
フッ素塗布を定期的に継続することで、乳幼児のむし歯を半分程度に減少させたという報告もあります。


参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「フッ化物歯面塗布」>

 

●フッ化物の安全性は?

「高濃度のフッ化物を使用しても大丈夫なの?」と、安全性が気になる保護者の方もいらっしゃるでしょう。
フッ化物によるむし歯予防は、世界各国で行われており、半世紀以上にわたって有効性や安全性に関する研究が重ねられています。
WHO(世界保健機関)やFDI(国際歯科連盟)などの専門機関でも、フッ化物の利用が推奨されています。


参考:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「フッ化物利用(概論)」>

 

ただし、フッ素塗布だけでむし歯を防げるわけではありません。
毎日の歯磨きや仕上げ磨き、定期的な歯科検診を継続することが大切です。

 

シーラント|奥歯の溝をふさいで汚れをたまりにくくする


シーラントは、奥歯の深い溝を歯科用の樹脂でふさぎ、食べかすや歯垢が入り込みにくくする予防処置です。
歯を削ってむし歯を治療する処置とは異なり、むし歯になる前の歯に行います。

 

特に、「乳歯の奥歯」や「永久歯の中でも早い時期に生える第一大臼歯」は、溝が複雑で歯ブラシの毛先が届きにくい部分です。
お子様の状態に応じて、シーラントで奥歯の溝を埋めることで、むし歯予防につながることがあります。

 

また、シーラントで使用する樹脂の中には、フッ化物が含まれており、歯の再石灰化を促す効果も期待できます。
シーラントには、4年以上で約60%のむし歯予防効果が認められたという報告もあるのです。


参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「シーラント(予防法)」>

 

ただし、シーラントは、時間の経過とともに欠けたり外れたりすることがあります。
処置を受けたあとも定期的に歯科医院で状態を確認し、必要に応じて再度処置するなどの対応が大切です。

 

歯科検診で受けられるそのほかの予防処置

歯科検診では、フッ素塗布やシーラントだけでなく、次のようなチェックやケアを行います。

 

●むし歯のチェック


子どものむし歯は、見た目だけでは気づきにくい場合があります。
歯科検診では、歯の表面だけでなく、奥歯の溝や歯と歯の間など、むし歯ができやすい部分も丁寧に確認します。
定期的にお口の状態を確認することで、小さな変化を把握しやすくなり、むし歯の早期発見や必要な予防へつなげやすくなるのです。

 

●お口のクリーニング


毎日しっかり歯を磨いていても、歯ブラシの毛先が届きにくい場所には歯垢が残ることがあります。
特に、「奥歯の溝」「歯と歯の間」「歯と歯ぐきの境目」などは磨き残しが生じやすい部分です。
歯科検診では、お口の状態を確認しながら、普段の歯磨きでは落としきれない汚れを丁寧に取り除きます。

 

●歯磨き・仕上げ磨きのアドバイス


子どもの歯の生え方や磨きにくい箇所は、成長とともに変化します。
そのため、むし歯を予防するためには、お子様の成長に応じたケア方法を身に付けることがポイントです。

 

歯科検診の際には、磨き残しが生じやすい場所などを確認し、歯並びに合わせた歯磨き方法をアドバイスします。
保護者の方には、「磨き残しが生じやすい箇所」や「仕上げ磨きのコツ」についてお伝えします。

 

 

子どもの歯がむし歯になりやすい理由


ここでは、子どもがむし歯になりやすい3つの理由を解説します。

 

【理由1】乳歯は永久歯よりもむし歯が進行しやすい

乳歯は永久歯とくらべて、歯の表面のエナメル質がうすいという特徴があります。
そのため、むし歯ができると進行しやすく、短期間で神経まで達することもあるのです。
むし歯から歯を守るためには、定期的な歯科検診でむし歯を早期に発見し、適切な処置につなげましょう。

 

【理由2】生えたばかりの歯は歯の表面がやわらかい

生えたばかりの歯は、歯の表面の石灰化が十分ではなく、むし歯菌が作る酸の影響を受けやすい状態です。
歯が十分に硬くなるには、生えてから2~4年程度かかるとされています。


参考:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「ライフステージ別にみたむし歯の特徴」>

 

【理由3】子どもの歯磨きだけでは磨き残しが生じやすい

子どもが自分で歯を磨くことは、歯磨き習慣を身に付ける上で大切なことです。
一方、子どもの歯磨きだけでは、細かい部分などをきれいに磨くことは難しい場合があります。

 

特に、次に挙げたものは、磨き残しが生じやすい箇所です。

・奥歯の溝
・歯と歯の間
・歯と歯ぐきとの境目
・生えかわり途中で高さがそろっていない歯

 

 

子どもの歯をむし歯から守るために~ケアと歯科検診の重要性~


子どものむし歯予防には、ご自宅でのケアと定期的な歯科検診が重要です。

 

毎日の仕上げ磨きで清潔なお口を保つ

歯科医院でフッ素塗布やシーラントを受けたとしても、毎日の歯磨きが不要になるわけではありません。
むし歯予防の基本は、食後や寝る前の歯磨きです。

 

●仕上げ磨きの重要性

仕上げ磨きには、子どもが自分では磨ききれない部分の汚れを取り除く役割があります。
同時に、「むし歯が疑われる変化」や「新しく生えてきた永久歯」などを保護者の方が確認する機会にもなります。
お子様自身の歯磨きを見守りつつ、仕上げ磨きで磨きにくい部分を補うことがポイントです。

 

●仕上げ磨きのポイント

仕上げ磨きでは、強い力をかけるのではなく、歯に当てた歯ブラシの毛先を小刻みに動かしましょう。
特に、「奥歯の溝」や「歯と歯の間」など、磨き残しが生じやすい箇所を意識的に磨くことが大切です。

 

定期的な歯科検診でむし歯をチェック

ご家庭での歯磨きと歯科医院での予防処置は、どちらか一方だけを行うものではありません。
両方を組み合わせ、お口を清潔に保つことが、子どものむし歯予防につながります。

 

●むし歯は予防・早期発見が大切

子どものむし歯は、初期の段階では痛みなどの症状が現れにくいことがあります。
そのため、むし歯を早めに見つけるためには、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。
むし歯になる前から通院する習慣をつけることで、むし歯予防に必要な処置につなげやすくなります。

 

●フッ素塗布やシーラントはむし歯予防につながる

歯科医院では、お口の状態に応じてフッ素塗布やシーラントを用いたむし歯予防をご提案します。
ただし、いずれの処置もむし歯を完全に防ぐものではありません。
定期的な歯科検診と毎日の歯磨きを続けることで、お子様の歯をむし歯から守りましょう。

 

●ご家庭でのケアのアドバイスが受けられる

歯科検診は、むし歯があるかどうかを確認するだけの機会ではありません。
歯の生え方や磨き残しの状態を確認し、「現在のお口に合った歯磨き方法」や「仕上げ磨きのポイント」もお伝えします。

 

「仕上げ磨きを嫌がる」「奥歯がうまく磨けない」「歯ブラシや歯磨き粉をどのように選べばよいかわからない」といったお悩みもご相談ください。

 

 

歯科検診を活用してお子様のむし歯ゼロをめざしましょう


子どもの歯をむし歯から守るためには、毎日の歯磨きに加えて、フッ素塗布やシーラントなどの予防処置を取り入れることが大切です。

 

院内にキッズコーナーを設けており、カプセルトイやクレーンゲームもご用意しています。
お子様が通いやすい環境作りに配慮していますので、お子様のお口について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
お車でお越しの方は、提携駐車場をご利用いただけます。

 


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