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【歯科口腔外科】口内炎だけではない?お口の中のできものから考えられる病気を解説

頬の内側や舌、歯ぐき、唇にできものがあると、食事や会話のたびに気になることもあるでしょう。
このようなお口の中のできものは、「口内炎だろう」と様子を見る方も多いかもしれません。
しかし、治りにくいできものは、口内炎以外の病気が関係している可能性もあります。

 

このコラムでは、お口の中のできものから考えられる病気について解説します。
お口の中のできものは、一般歯科と歯科口腔外科のどちらに相談すべきかについても触れますので、参考にしていただければ幸いです。

 

 田名網 宏樹 院長
田名網 宏樹 院長

田名網 宏樹 院長

日本大学松戸歯学部 卒業
日本大学再生歯科治療学講座 入局
首都圏の歯科医院勤務後、某歯科医院理事副院長 就任
柏東口駅前歯科 ジャパンデンタルクリニック 開院
日本大学歯科治療管理学講座 在籍
医療法人社団 秀和誠宏会 設立


医院名:ジャパンデンタルクリニック
所在地: 〒277-0005千葉県柏市柏1丁目7−1 DayOneタワー 203
柏二番街商店街中、ライオンズマンションの2F

 

お口の中のできものや粘膜の変化から考えられるおもな病気


お口の中のできものや粘膜の変化は、口内炎だけでなく、さまざまな病気によって生じることがあります。
見た目や症状が似ている病気もあるため、自己判断せず歯科医院で相談することも選択肢の一つです。

 

ここでは、お口の中のできものや粘膜の変化から考えられる病気をご紹介します。

 

1.口内炎

口内炎の中でも、よくみられるのがアフタ性口内炎です。
アフタ性口内炎は、お口の粘膜に炎症が起こり、中心が白っぽく周囲が赤みを帯びた潰瘍(かいよう)を作ります。
多くの方が経験する身近な病気の一つです。
原因はよくわかっていませんが、「月経周期」「ビタミン不足」「疲労・ストレス」「頬を噛んだときの傷」などが関係すると考えられています。

 

アフタ性口内炎は、通常7~10日ほどで治るとされています。
ただし、同じ場所にくり返しできる場合や2週間を過ぎても改善しない場合には、ほかの病気との見分けが必要です。
口内炎のような症状が長引いているという方は、歯科医院への相談も検討しましょう。


参照:J-STAGE|薬剤学「口内炎発症予防および治療を目的とした病院薬局製剤」p43>

 

2.ウイルス性疾患

お口の中のできものには、ウイルス性疾患が関係するケースもあります。
お口に症状が現れやすいおもなウイルス性疾患は、ヘルペス性口内炎や手足口病などです。

 

●ヘルペス性口内炎

単純ヘルペスウイルスによる感染症で、お口の中に複数の口内炎ができることがあります。
そのほか、発熱や倦怠感を伴うことがあります。
痛みが強く出る場合には、食事や会話に支障が出ることもあるでしょう。

 

●手足口病

手足口病は、おもに子どもにみられるウイルス感染症です。
ウイルスに感染してから3~5日後に、「お口の中」「手のひら」「足の裏」などに水疱を伴う発疹(ほっしん)が出ることがあります。
発熱は38度以下のことが多く、一般的には3~7日程度で自然に改善しますが、まれに重症化することもあるため、気になる症状がある場合は医療機関に相談しましょう。


参照:厚生労働省|感染症情報「手足口病」>

 

3.口腔カンジダ症

口腔カンジダ症は、おもにカンジダ・アルビカンスという真菌(カビ)がお口の中で増えることで生じる感染症です。
舌や頬の内側などに白い苔(こけ)のようなものが付着し、粘膜の表面が赤くなることがあります。

 

カンジダ菌は、健康な方のお口の中にも存在することがある微生物の一種です。
通常はほかの細菌などとバランスを保っていますが、何らかの要因でお口の環境が変化すると、カンジダ菌が増えて口腔カンジダ症を発症する場合があります。

 

4.扁平苔癬(へんぺいたいせん)

扁平苔癬は、お口の粘膜や舌、唇などにみられる慢性的な炎症性疾患の一種です。
また、粘膜に特徴的な白いレース状の模様が生じることがあります。
扁平苔癬のおもな症状は、お口の中に痛みが生じたり、食べものがしみたりすることです。

 

「歯科用金属によるアレルギー」「遺伝的影響」「ストレス」などが関係していると考えられていますが、詳しい原因はわかっていません。

 

5.良性腫瘍

お口や顎などにできる良性腫瘍には、歯の形成に関係する組織から生じる「歯原性良性腫瘍」と、歯に関係しない「非歯原性良性腫瘍」があります。
おもな歯原性良性腫瘍は、エナメル上皮腫や歯牙腫(しがしゅ)です。
一方、非歯原性良性腫瘍には、乳頭腫や血管腫、脂肪腫、線維腫など、さまざまな種類があります。

 

自覚症状が少なく、レントゲン検査で偶然見つかることもありますが、お口の中のできものに気づいた場合は歯科医院に相談しましょう。
良性腫瘍の治療では、必要に応じて腫瘍の摘出または切除を行うことがあります。

 

6.口腔がん

口腔がんとは、舌や歯ぐき、頬の内側、唇などに生じるがんの総称です。
口腔がんの発症年齢のピークは70代で、部位別では舌にできるケースが多いとされています。


参考:厚生労働省|がん対策推進に対する歯科医師の取り組みについて-p20>

 

口腔がんの初期には、口内炎のような症状がみられる場合もあります。
2週間以上お口の中のできものが治らないという方は、歯科医院への早めの相談を検討しましょう。

 

 

歯科口腔外科の受診を考える目安やお口のサイン

お口のできもののすべてが、重大な病気を示すわけではありません。
しかし、症状の続く期間やあらわれ方によっては、歯科口腔外科の受診を検討した方がよい場合があります。
ここでは、受診を考える目安について見てみましょう。

 

できものが2週間以上治らない


口内炎の中でよくみられるアフタ性口内炎は、7~10日程度で治ることが一般的です。
そのため、お口の中のできものが2週間以上治らない場合は、そのほかの病気の可能性を考慮して、歯科を受診する目安の一つになります。


参照:J-STAGE|薬剤学「口内炎発症予防および治療を目的とした病院薬局製剤」p43>

 

特に、次のような変化がある場合には注意しましょう。

・できものが少しずつ大きくなっている
・表面がただれている
・同じ場所に症状をくり返している

 

また、症状が出てから2週間未満であっても、「複数の口内炎ができる」「歯ぐきに腫れがみられる」「食事がとれない」「発熱を伴う」といった場合には、早めの受診もご検討ください。

 

痛みや出血をくり返す


口内炎が同じ場所にくり返しできる場合や、食事、歯磨きの際に痛みや出血が生じる場合は、歯のとがった部分や被せ物、入れ歯などが粘膜に当たっている可能性があります。
また、かみ合わせの状態によって、食事や会話のたびに同じ部分を噛んでしまうケースも考えられるでしょう。

 

粘膜への刺激が続くと、炎症をくり返したり、傷が治りにくくなったりすることがあるため注意が必要です。
口内炎が同じ場所にくり返しできる場合は、被せ物や入れ歯、かみ合わせの状態を歯科医院で確認しましょう。
必要に応じて、粘膜に当たっている被せ物や入れ歯を調整するといった対応を検討することがあります。

 

お口の中に硬いしこりがある


口腔がんなどの悪性腫瘍では、お口の中に硬いしこりができることがあります。
口腔がんと良性腫瘍をくらべた際、一般的な特徴は次の通りです。

・できものの周囲が硬い
・できものの境界がはっきりしない
・できものが短期間で大きくなることがある

 

ただし、お口の中に硬いしこりがあっても、すぐに悪性腫瘍(がん)と決まるわけではありません。
悪性腫瘍以外の病気や、お口の変化によってしこりが生じることもあります。
気になる症状が続く場合は、歯科口腔外科へ相談しましょう。

 

 

お口のできものは一般歯科と歯科口腔外科のどちらに相談すべき?


お口のできものが気になるものの、どの診療科へ行けばよいか迷われる方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、一般歯科と歯科口腔外科がおもに対応する症状や治療内容について解説します。

 

口内炎のような症状も一般歯科で相談できる

一般歯科は、むし歯や歯周病だけでなく、お口の中の粘膜に生じた口内炎や腫れについても相談できる診療科です。
「歯のとがった部分」や「詰め物・被せ物」「入れ歯」などが原因で口内炎が生じている場合には、一般歯科でこれらを調整できる場合もあります。

 

一方、お口の中のできものに関して、より詳しい検査や外科的な処置が必要と判断されたときは、歯科口腔外科や連携する医療機関へ紹介される場合もあるでしょう。

 

歯科口腔外科は歯だけでなくお口全体のトラブルを診る診療科

歯科口腔外科は、歯だけではなく、舌、頬の粘膜、唇、歯ぐき、顎の骨、唾液腺など、お口や顎の周囲に生じる病気を診る診療科です。
口内炎のような粘膜の症状から、親知らず、顎関節症、口腔がんが疑われる症状まで、お口の中のトラブルに幅広く対応します。

 

しかし、すべての歯科医院が歯科口腔外科で行う検査や処置に対応しているわけではありません。
長引く口内炎などで受診先を選ぶ際には、歯科口腔外科に対応しているかどうかを確認するとよいでしょう。

 

当院は一般歯科と歯科口腔外科の両方に対応

当院は、一般歯科と歯科口腔外科にとどまらず、幅広い診療に対応できる歯科医院です。
各分野を担当する複数名の歯科医師が連携し、チーム医療を行っています。

 

お口のできものについても、症状に応じて歯科医師同士で情報を共有し、必要な検査や治療方法を検討する体制を整えています。

 

 

お口の中のできものにお悩みの方はご相談ください


お口の中のできものは、口内炎だけでなく、さまざまな病気によって生じる場合があります。
当院では、一般歯科と歯科口腔外科の両方に対応可能です。
「口内炎が長引いている」「お口の中に気になるしこり・腫れがある」など、どの診療科を受診すべきか迷われている方はご相談ください。

 

診療室は半個室になっており、説明用タブレットを用いて検査結果や治療内容をわかりやすく説明いたします。
お車で通院される方は、提携駐車場をご利用ください。

 


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