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歯周病とは?原因・症状・治し方は?~歯を失う原因第1位の「歯周病」~

皆様、こんにちは。
柏駅東口から徒歩3分の歯科医院【ジャパンデンタルクリニック】です。

  

歯周病という言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。

  

歯周病は、歯ぐきの炎症からはじまり、放置しておくと歯を失うリスクがある病気です。
お口の中だけの病気かと思われているかもしれませんが、じつは全身にもつながりがあるのです。

  

今回は、歯を失う原因第1位の「歯周病」とは何か、全身とのつながり、治療方法を紹介します。

  



 田名網 宏樹 院長
田名網 宏樹 院長

田名網 宏樹 院長

日本大学松戸歯学部 卒業
日本大学再生歯科治療学講座 入局
首都圏の歯科医院勤務後、某歯科医院理事副院長 就任
柏東口駅前歯科 ジャパンデンタルクリニック 開院
日本大学歯科治療管理学講座 在籍
医療法人社団 秀和誠宏会 設立


医院名:ジャパンデンタルクリニック
所在地: 〒277-0005千葉県柏市柏1丁目7−1 DayOneタワー 203
柏二番街商店街中、ライオンズマンションの2F



  

歯を失う原因第1位の歯周病


歯を失う原因第1位とわかっている歯周病は、一体どのようなものなのか詳しくみてみましょう。
(出典:厚生労働省‐歯の喪失の原因 より)

  

歯周病とは?

歯周病とは、歯ぐきの腫れや赤みなどの炎症からはじまる細菌感染症のひとつです。
初期段階では、自分で気が付くことが難しいため放置しがちの病気。
そのため、気が付いたころには歯を支えている顎の骨が溶け、歯がグラつくことも
最悪のケースでは、歯が抜け落ちることもある恐ろしい病気です。

  

歯周病の原因

歯周病の主な原因は、歯垢(プラーク)です。
歯と歯ぐきの間には、健康な方でも溝があります。
その溝に食べかすが溜まり、歯ブラシで落としきることができないと細菌の塊であるプラークが作られます。
プラークの中には、1mgあたり1億個以上もの細菌が存在しており、歯周病の細菌もいるのです。
(出典:厚生労働省‐歯周病とは より)

  

歯周病の細菌が、歯ぐきの中で毒素を放出することで炎症が引き起こされます。
さらに、歯周病の細菌は酸素を嫌う(嫌気性菌)ため、歯ぐきの奥へ奥へと進んで棲みつくことで、歯を支えている骨は溶かされ、健康だった溝は「歯周ポケット」と呼ばれる病的な深い溝になるのです。

  

歯周病にかかるリスクは誰にでもある

歯周疾患の有病状況を「歯周ポケット」と「歯ぐきの出血」の2つで評価すると、45歳以上では半数以上の方が歯周ポケットを有しているとわかりました。
年齢が高くなるにつれて、歯周ポケットを有している方が増えることも明らかです。

  

また、歯ぐきからの出血は15歳以上のどの年代も4割以上の方に起こっています。
国民の8割が歯周病になっているとうたわれるくらい、歯周病は誰にでもリスクがある病気なのです。
歯を歯周病から守るには、「明日はわが身」と思い、歯周病を予防することが大切です。
また、すでに歯周病の症状がある方は、早めに歯科医院を受診しましょう。
(出典:厚生労働省‐歯周疾患の有病状況 より)

  

  

歯周病の症状をセルフチェックしよう


歯周病は初期段階では気が付くことが難しいので、セルフチェックを行い早期発見しましょう。


・起床時に、口の中に粘り気がある。
・歯磨きの際に出血を伴う。
・硬い食べものが噛みにくい。
・歯ぐきの腫れを繰り返す。
・家族から口臭を指摘された。
・歯ぐきが下がり、歯と歯の間に隙間がある。
・歯がグラついて痛みを伴う。

上記の項目でひとつでも当てはまるものがありましたら、歯周病になっているリスクが高いため、早めに歯科医院を受診しましょう

  

  

歯周病と全身の病気はつながりがある!歯周病が全身に与える影響とは?


歯周病は歯ぐきの炎症や顎の骨を溶かすリスクがあることがわかりましたが、お口の中だけで症状がとどまらないことがあります。
じつは、歯周病は全身とつながりが深く、全身疾患を引き起こす原因になったり、悪化させたりすることがあるのです。

  

歯周病が引き起こす全身疾患とは?

歯周病と関連が深い全身疾患をみてみましょう。


・脳血管疾患
・誤嚥(ごえん)性肺炎
・心臓病
・糖尿病
・メタボリックシンドローム
・骨粗しょう症
・早産や低体重児出産

中でも、糖尿病は歯周病と双方向的な関連があることがわかっています。
日本糖尿病学会が発行した「糖尿病診療ガイドライン2019」では、2型糖尿病患者様に対して歯周治療を行うと、血糖が改善する可能性があることが明記されています。
このことから、糖尿病患者様への歯周治療が推奨されているのです。
(出典:国立国際医療研究センター 糖尿病研究センター‐糖尿病診療ガイドライン2019 より)

  

歯周病はなぜ全身疾患を引き起こすの?

歯周病は放置しておくと、歯周ポケット内で歯周病の細菌が増殖します。
歯周病の細菌は毒素を放出しているため、歯ぐきの腫れや出血が悪化し、歯ぐきは傷つきます。

  

傷がついた歯ぐきは、歯周病の細菌の出す毒素が身体へ入り込む場所になってしまうのです。
傷ついた歯ぐきの血管から毒素が入り、全身に行き渡ることにより多くの全身疾患を引き起こします。

  

また、誤嚥(ごえん)とは、飲食物が口から気管に入ることで起こります。
通常は、食べものは口から胃へ流れますが、飲み込む機能「嚥下」が低下すると、誤って気管に入ってしまうことがあるのです。
その際に、歯周病になっていると細菌も食べものと一緒に気管支や肺へ入り込み、「誤嚥(ごえん)性肺炎」を引き起こします。

  

お口の中だけではなく全身の健康を保つためには、歯周病を早期発見して治療することが大切です。
もちろん、歯周病のリスクが現在ない方も「自分には関係ないこと」と思わずに、歯科医院での定期検診により歯周病の予防をしましょう。

  

  

ジャパンデンタルクリニックの歯周病の治療法

歯周病になっても、早期発見・早期治療によりご自身の歯や全身を守ることにつながります。
ジャパンデンタルクリニックは、各分野に特化した歯科医師が集結している「小さな大学病院」のような歯科医院です。
歯周病の治療にも力をいれており、患者様の歯周病の進行具合によりぴったりの治療を提供させていただきます。

  

エルビウムヤグレーザー


「レーザーによる歯周病治療」を行っています。
レーザー治療は、歯周病になっても歯を抜かずに残せる可能性を広げるための機器です。

  

レーザーの光や熱により、歯周ポケット内に付着した歯周病の原因となる細菌の塊「歯垢」や歯垢が硬くなった「歯石」を除去することが可能で、なるべく痛みなく治療することができます。

  

また、細菌を殺菌する効果もあるため、歯周病の細菌の数を減らすことができるのです。
通常は「スケーラー」と呼ばれる機器で歯垢や歯石を取り除く「スケーリング」を行うのですが、それでも届かない位置までレーザーの光は到達できるので、痛みが少なく取り残しを減らせます。

  

さらに、炎症が起きている歯ぐきに熱を当てることで、歯ぐきの治りを早めることも期待できます
治療中は、痛みが少ないため麻酔は使用しません

  

ペリソルブ


ペリソルブは歯周病の原因となる「歯垢」や「歯石」を薬剤で溶かし、殺菌して取り除くことができる治療方法です。
ペリソルブであれば、歯ぐきを傷つけることや出血を伴うことが少ない治療をすることが可能です。

  

ジェルとリキッド薬剤をシリンジで混ぜて、歯周ポケットの中に塗布します。
30秒くらい薬剤が浸透するまで待ち、通常通り「スケーリング」を行い徹底的に歯垢や歯石を除去するのです。
また、殺菌するだけの目的でペリソルブを使用する場合は、スケーリングは行わずに水で洗浄して治療は終了です。

  

ただし、歯周ポケットの深さなどによりペリソルブが適さないケースがあります。
また、ペリソルブを使用する際は「クロロヘキシジン」や「強酸」との混合が禁止です。
これらの薬剤を含むうがい薬などは使用するのを中断しましょう。

  

ブラッシング指導


歯周病の治療の基本となるのは、歯磨き。
どれだけ歯科医院で治療を行ったり予防をしたりしても、ご自宅での歯磨きが不適切であれば予防の効果を得られにくいのです。

  

そのためジャパンデンタルクリニックでは、歯磨きの方法が適切かどうかをチェックいたします。
お一人お一人の歯ぐきの状態や歯並びに合わせた歯磨きの仕方を指導しますので、お気軽にご相談ください。

  

特に、プラークが取り残されやすい「歯と歯の間」、「歯と歯ぐきの溝」は意識して磨くことが大切です。
このような場所へは歯ブラシだけでは不十分のため、清掃補助用具を使用すると効率よくプラークを落とせます。
清掃補助用具とは、「歯間ブラシ」や「デンタルフロス」のことです。
これらには、サイズがさまざまあるため患者様に合った清掃補助用具を選択するお手伝いや、使い方を指導いたします。

  

また、毎食後はできるだけすみやかに歯を磨くように心がけていただくことで、歯垢が作られるのを防ぐことができます。
歯垢は、食後から約8時間でつくられるとわかっているからです。
(出典:厚生労働省‐プラーク / 歯垢(ぷらーく) より)

  

定期メンテナンス


歯周病を予防するためには、ご自宅での「セルフケア」はもちろん、歯科医院で歯のクリーニングなどを行う「プロケア」の両方が大切です。
どれだけ歯磨きが上手い方でも、すべての汚れや歯垢を取り除くことは難しく徐々に歯に蓄積します。
また、歯石となると歯磨きでは取り除くことができないため、専用の機器を使用して歯石を落とす「スケーリング」をします。
数ヶ月に1回は定期検診に通うことで、お口と全身の健康を守りましょう。

  

ジャパンデンタルクリニックでは、患者様が理解しやすいようにお口の中にトラブルが発見されたら、鏡やカメラの画像を使用して丁寧に説明しております。
わからないことがありましたら、些細なことでもかまいませんのでお気軽にスタッフにお尋ねください。

  

また、定期的に通院していただければ、歯垢や歯石がびっしり付着する前に取り除くことが可能で、患者様の負担が少なくて済みます。
超音波やレーザーを使い、早い段階で歯周病の原因となる歯垢などを取り除いて、歯周病はもちろんむし歯の予防にもつなげましょう。

  

(ジャパンデンタルクリニックの歯周病治療について詳しくはこちら)

  

  

歯周病が急に悪化する前にジャパンデンタルクリニックで治療と予防を!


柏駅東口から徒歩3分の歯科医院【ジャパンデンタルクリニック】は、歯周病が悪化しないように早期治療と予防に力を入れております。
スタッフ一丸となり、年中無休で治療や予防を行っておりますので、少しでもお口の中に違和感がありましたら早めにご相談ください。

  


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