肺炎や脳疾患・心疾患の原因になる?歯周病と関係が深い病気とは
皆様、こんにちは。
柏駅から徒歩3分の歯医者【ジャパンデンタルクリニック】です。
歯周病といえば、歯ぐきの代表的な病気として知られており、多くの日本人が悩む病気として、広く注意が促されています。
歯を失う原因の多くを占めており、歯を守るためには、つねに予防を心がけることが大切です。
いつまでも自分の歯を維持するために、日ごろから丁寧なセルフケアを行って、歯周病に気をつけましょう。
歯周病に注意することは、身体全体の健康を守ることにもつながります。
じつは、歯周病は生活習慣病をはじめとするいくつもの病気と関係があることがわかっています。
身体の健康を守るためにも、歯周病予防は大切なのです。
今回は、歯周病がどのような病気と、どのように関係しているのかをご紹介します。
田名網 宏樹 院長
日本大学再生歯科治療学講座 入局
首都圏の歯科医院勤務後、某歯科医院理事副院長 就任
柏東口駅前歯科 ジャパンデンタルクリニック 開院
日本大学歯科治療管理学講座 在籍
医療法人社団 秀和誠宏会 設立
医院名:ジャパンデンタルクリニック
所在地: 〒277-0005千葉県柏市柏1丁目7−1 DayOneタワー 203
柏二番街商店街中、ライオンズマンションの2F
Contents
歯周病はさまざまな全身の病気と関係しています

歯周病といえば、やがて歯を失う原因となる病気として広く知られています。
しかし、歯周病の症状はお口の中だけにとどまらず、脳疾患や心疾患といった病気の原因になることがあるのです。
歯周病菌や歯周病菌などが産生する毒性物質が血流に乗って全身へと移動することで、さまざまな病気の原因となります。
肺炎や脳疾患・心疾患などは、じつはそれぞれの患部から歯周病菌が発見されています。
これらの病気は、特にシニアの方は死亡原因につながるため注意が必要です。
しかしそれだけではなく、妊娠中の女性やお腹の中の赤ちゃんにも悪影響をおよぼすこともあるのです。
また、歯周病とお互いに関係しあう病気もあります。
たとえば糖尿病や骨粗しょう症などの病気があげられ、一方が悪化するともう一方も悪化するおそれがあります。
歯周病は、幅広い世代で注意が必要です。
歯周病を予防することは、全身の健康維持につながります。
いつまでも健康に過ごすために、セルフケアや歯医者の定期検診を利用することはとても重要なのです。
歯周病が原因になる病気

歯周病が、どのような病気と関係しているのか、詳しくみていきましょう。
肺炎
肺炎は、65歳以上の方の死亡原因の上位3位以内に含まれており、年齢が上がるほど気をつけたい病気です。
肺炎の中でも特に、誤嚥(ごえん)性肺炎と歯周病の関係が深いことが報告されています。
シニアの方に多くみられる誤嚥性肺炎は、お口の中の歯周病菌を無意識のうちに飲み込み、気管支や肺に入ることでことで起こる肺炎です。
誤嚥性肺炎患者の方の誤嚥の状態を調査した結果、約70%の方がお口の中の細菌を誤って飲み込んでいたことが報告されています。
参照:J-STAGE|日本調理科学会誌|口腔と全身との関係 p48 5.口腔と誤嚥性肺炎の関係>
体力・免疫機能が落ちている場合には肺炎の症状が重くなりやすいため、特に注意が必要です。
シニアの方の誤嚥性肺炎は、歯周病ケアを行うことで予防できることが報告されています。
適切なケアでお口の健康を維持することが、誤嚥性肺炎のリスクを下げることにつながるのです。
脳疾患
脳梗塞や脳出血などの脳疾患は、55~84歳の死亡原因の第3位、85歳以上の第4位となっており、その原因の一つにも歯周病があげられます。
歯周病は、症状が軽度な歯肉炎と、そこからさらに進行した歯周炎にわけられます。
脳卒中の発症リスクを高める要因には、
・喫煙
・加齢
・糖尿病
などがあげられます。
脳疾患の発症を防ぐには、歯周病を予防するだけでなく、禁煙を行うことや生活習慣を見直して日ごろから免疫機能を高めることなども重要です。
心疾患

心筋梗塞や動脈硬化といった心疾患は、年齢が上がるほど命にかかわる割合も高くなることで、注意が必要な病気です。
もちろん心疾患は歯周病だけでなく生活習慣なども原因になります。
歯周病が原因となる場合のメカニズムは、以下のとおりです。
1.歯周病菌が体内に侵入することで免疫反応が起きる
2.歯周病菌や免疫細胞の死骸などが動脈内にアテロームプラーク(動脈内に蓄積した堆積物)を形成する
3.アテロームプラークが血管内の壁を厚く狭くする
4.冠動脈などの血流が悪くなり、心疾患の原因になる
歯周病の予防・改善は、心疾患リスクを少しでも下げるために継続して行うことが大切です。
歯周病と糖尿病はお互いに影響を与えます

病気の中には、一方が影響することでもう一方の病気がよくなったり悪くなったりするものがあることをご存じでしょうか。
たとえば歯周病と糖尿病がその例としてあげられます。
これらはお互いに相関関係があるため、糖尿病の方は特に歯周病に注意が必要です。
糖尿病は、1型と2型の2種類があります。
1型は先天性的な体質により発症する糖尿病ですが、2型は生活習慣によって発症する糖尿病です。
日本では2型の糖尿病の方が多く、生活習慣の改善によって予防できる可能性が高くなります。
重度の歯周炎を持つ方の場合、そうでない方とくらべて2型糖尿病のコントロール不良となる危険性が約6倍にも上昇することが報告されているのです。
参照:J-STAGE|老年歯科医学|高齢者が抱える全身疾患と歯周病との関連 p24 糖尿病>
生活習慣によって糖尿病を引き起こす要素の一つに「肥満」があげられます。
肥満は、どなたでも持っている「脂肪細胞」が肥大・増加することで起こります。
脂肪細胞は炎症を引き起こす「アディポサイトカイン」という生理活性物質を分泌することで、歯ぐきの炎症である歯周病を進行させやすくするのです。
歯周病と糖尿病、肥満はそれぞれが影響し合っているため、悪化させないためにも日ごろの生活習慣の見直しが大切です。
病気の悪化を防いで生活の質を上げるためにも、それぞれのリスクについて考えてみる必要があります。
女性は特に歯周病に注意しましょう

女性は、ライフステージのいくつかの場面で、歯周病への注意が必要です。
歯周病に注意すべき代表的な場面に、妊娠中と閉経後があげられます。
妊娠と歯周病の関係
歯周病菌の中には女性ホルモンによって増加しやすいものがあり、特に妊娠中はホルモンバランスの変化によって歯周病が進行しやすく、また影響を受けやすくなります。
また、妊娠中の歯周病の悪化によって、以下のような症状への注意が必要です。
・妊娠性糖尿病
・妊娠高血圧腎症
・早産、低出生体重児の出産
妊娠性糖尿病
妊娠中に発症、もしくは確認される、空腹時の血糖値が正常値以上糖尿病値未満の数値となる、「耐糖能異常」の状態です。
妊娠性糖尿病によって、妊娠中の女性だけでなく胎児にも、流産や早産のリスク上昇、妊娠高血圧症候群など、さまざまな影響を与えます。
妊娠性糖尿病は、歯周病によって発症リスクが高くなるため、注意が必要です。
妊娠高血圧腎症
それまで健常であった女性が、妊娠20週目以降に高血圧やタンパク質を含む尿がみられる症状が妊娠高血圧腎症です。
歯周病によって、発症リスクが高まる可能性があります。
また、さまざまな合併症が発生する恐れがあり、注意が必要です。
早産、低出生体重児の出産
歯周病によって、早産と低出生体重児の出産リスクは歯周病でない方とくらべて、以下のように上昇します。
・早産:2.01倍
・低出生体重児の出産:2.20倍
・早産および低出生体重児の出産:4.68倍
このように、歯周病は妊娠中の女性や胎児にさまざまな影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
しかし、妊娠中はつわりなどによって体調が安定せず、歯医者への通院だけでなく、歯磨きすらも困難な時期があるかと思います。
そのような場合は無理をせず、歯磨きの代わりにうがいをすることや、体調が安定しやすい4~5ヶ月ごろを目安に歯医者で診察を受けるようにしましょう。
参照:厚生労働省|妊産婦における口腔健康管理の重要性 p5>
閉経後と歯周病の関係
女性は、閉経後に骨粗しょう症になりやすいのが特徴です。
そして、骨粗しょう症は歯周病菌が出す炎症物質によって進行しやすくなります。
骨粗しょう症は、全身の骨がもろくなる病気で、歯を支える顎の骨も例外ではありません。
骨粗しょう症によって顎の骨がもろくなると歯周病も進行しやすくなるため、それぞれが進行しないよう注意が必要です。
歯周病の予防が全身の健康を守ります

歯周病を予防することは、全身の健康維持につながります。
歯周病の予防は、毎日のセルフケアと歯医者での定期検診の受診が重要です。
セルフケアは歯ブラシとデンタルフロス、歯間ブラシを併用した丁寧な歯磨きを、食後や就寝前に行います。
定期検診は、歯科医師と通院ペースを相談して、プロによる歯周病の早期発見やお口の中のクリーニングによる歯周病の予防・改善の処置を実施します。
通院ペースは患者様のお口の中の状態によって異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。
歯周病予防はジャパンデンタルクリニックにご相談ください

「柏駅」東口から徒歩3分の【ジャパンデンタルクリニック】では、症状に応じたさまざまな歯周病予防・治療が可能です。
「エルビウムヤグレーザー」による痛みの少ない歯周病治療や、歯の表面に塗るだけで歯垢・歯石を溶かす「ペリソルブ」など、負担の少ない予防・治療をご提供しています。
また、効率的な歯周病予防のためのブラッシング指導も行っています。
「歯周病かもしれない」「最近、歯ぐきの出血が気になる」という方は、お気軽に当院にご相談ください。
当院はバリアフリー設計で、どなたにもご利用いただきやすい歯科医院です。







