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口臭は歯科で予防しましょう!においの原因とお口のケアについて

皆様、こんにちは。
柏駅東口から徒歩3分の歯科医院【ジャパンデンタルクリニック】です。

 

お口のにおいに、お悩みはありませんか?
2016年の「歯科疾患実態調査」によると、15歳以上の約10%が「口臭が気になる」と回答しています。


(参考:厚生労働省e-ヘルスネット「口臭の原因・実態」より) >

 
においに関するお悩みは、デリケートな問題ですので、お一人でお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
お口に関するお悩みはどのようなことでも、歯科にご相談ください。
口臭に関しても、歯科で診断・治療を行うことができます。
ここでは、口臭の原因とお口のケアについてお話しします。

 



 田名網 宏樹 院長
田名網 宏樹 院長

田名網 宏樹 院長

日本大学松戸歯学部 卒業
日本大学再生歯科治療学講座 入局
首都圏の歯科医院勤務後、某歯科医院理事副院長 就任
柏東口駅前歯科 ジャパンデンタルクリニック 開院
日本大学歯科治療管理学講座 在籍
医療法人社団 秀和誠宏会 設立


医院名:ジャパンデンタルクリニック
所在地: 〒277-0005千葉県柏市柏1丁目7−1 DayOneタワー 203
柏二番街商店街中、ライオンズマンションの2F



 

口臭とは


口臭とは、「口あるいは鼻を通して出てくる気体のうち、社会的容認限度を超える悪臭」と定義されています。
お口の中からは、約100種類以上のガスが発生しています。
その中でも、不快なにおいの原因とされているのが、揮発性硫黄化合物です。

 

揮発性硫黄化合物を主に構成しているのは、

・硫化水素
・メチルメルカプタン
・ジメチルサルファイド

の3つのガスで、お口の中に生息している細菌がタンパク質を分解する際に産生されます。

 

当院では、「口臭測定器」を導入し、目には見ることができない「におい」を数値化しています。
どのガスが多く出ているかを測定することで、口臭の原因を推測していきます。

 

硫化水素

卵がくさったようなにおいが、特徴です。
お口の中が不衛生な状態となることで、細菌が増殖します。
細菌は、歯だけでなく舌にも蓄積し、増殖します。
お口の中を清潔な状態に整えることで、口臭も改善されていくでしょう。

 

メチルメルカプタン

メチルメルカプタンは、歯周病由来のガスで、くさった玉ねぎのようなにおいがします。
メチルメルカプタンの数値が高い場合は 歯周病治療を行うことで、口臭を改善できる可能性があります。

 

ジメチルサルファイド

キャベツがくさったようなにおいのジメチルサルファイドは、お口ではなく、内臓の疾患に由来するガスです。
消化管に何らかの異常や疾患があることで、生ゴミのようなニオイを放ちます。
ジメチルサルファイドの数値が高い場合は、内科的な治療を検討します。

 

 

口臭の分類

口臭の正体は、細菌が産出する「ガス」ですが、そのガスが発生する原因によって、口臭は次の3つに分類されます。

・生理的口臭
・飲食物・嗜好品による口臭
・病的口臭

それぞれの特徴と対策をみていきましょう。

 

生理的口臭


生理的口臭とは、誰もが持つもので、生活をする中で起こりうる口臭です。
1日の中でも、時間帯や条件によって変化します。
「朝起きたときに口がくさい」「お腹がすいているときににおいがきつくなる」のは、生理的口臭です。

 

生理的口臭の原因

生理的口臭の原因のほとんどが、唾液の分泌量の低下とされています。
唾液には、お口の中の汚れを洗い流す「自浄作用」があります。
唾液の分泌量が低下すると、お口の中で細菌が活発になり、においの元となるガスが発生するのです。

・朝起きた直後
・お腹が空いているとき
・緊張しているとき
・疲れているとき

などは、唾液の分泌量が低下しやすいことから、口臭を気にされる方が多くいらっしゃいます。

 

また、加齢によっても唾液の分泌量は低下します。
年齢を重ねるごとに、「口臭がきつくなった」と感じることもあるでしょう。
女性の場合は、ホルモンのバランスが崩れることで、生理的口臭が出やすくなることもあります。

 

生理的口臭の対策

生理的口臭は生活の中で、発生するものですので、完全に予防することは難しいでしょう。
けれども、唾液の分泌を促し、お口の中の乾燥を改善することで、口臭を抑えることはできます。
唾液を多く出すために、次のような習慣を身に付けましょう。

・規則正しく食事をとる
・噛み応えのあるものを食べる
・食べたら歯を磨く
・水をよく飲む
・リラックスを心がける
・唾液腺マッサージをする
・お酒を控える

利尿作用のあるコーヒーやお酒を飲むと、お口の中が乾燥しやすくなるため、口臭が強くなる傾向にあります。
また、歯磨きをしすぎると、必要な唾液を失ってしまう恐れがありますので、磨きすぎには注意しましょう。

 

飲食物・嗜好品による口臭


摂取したものによって、お口のにおいは左右されます。

 

飲食物や・嗜好品による口臭の特徴

食べたものやタバコが原因で起こる口臭は、一時的なものがほとんどです。
食べたものが消化吸収されると、ニオイの素となる成分が血液中に移行し、肺を通して口や鼻から出てくるのです。
時間の経過とともに、においがおさまりますので、治療の必要はありません
次のような食べものは、においの原因となりやすいとされています。

 

・コーヒー

コーヒーに含まれているカフェインには利尿作用があり、体内から水分を奪います。
その結果、お口の中が乾きやすくなり、口臭を悪化させるのです。
また、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、空腹時に摂取すると胃酸の分泌を促進させます。
そのため、空腹時にコーヒーを飲むと、口臭が発生するのです。

 

・砂糖

あまい砂糖は、むし歯や歯周病の原因となる細菌の大好物です。
むし歯や歯周病が進行することで、口臭も強くなりますので、砂糖の取りすぎには注意が必要です。
ジュースなどのソフトドリンクにも糖質が多く含まれており、口臭発生のリスクを高めます。

 

・卵や乳製品

乳製品や卵には、硫黄成分が多く含まれていて、分解される際に硫黄ガスが発生します。

 

・納豆

納豆菌がお口の中で発酵し、アンモニア成分が発生して、口臭の原因となります。

 

・野菜

ねぎやたまねぎ、ニラ、ニンニクといった野菜には「アリシン」という成分が多く含まれています。
アリシンは血糖値の上昇を抑えたり、疲労を回復させたりといった効果がありますが、口臭の原因ともなります。
また、小松菜などのアブラナ科の野菜には「インドール」という成分が多く含まれているため、お口の中で発酵すると、くさった野菜のような匂いを発するのです。

 

飲食物・嗜好品による口臭の対策

食べものが原因の口臭については、治療の必要はありません。
とはいえ、できることなら、早くにおいを取り除きたいですよね。

 


・歯磨きやうがいをする
・舌磨きをする
・水分補給やガムを噛んで口の中の乾燥を防ぐ
・マウスウォッシュを使用する
・口臭を消すとされている飲食物を摂取する

 

果物のりんごや梅干しに含まれるクエン酸や、チョコレートに含まれるポリフェノールなどは、口臭を消す効果が高いとされています。
また、緑茶や紅茶などに含まれるカテキンも、効果的です。

 

病的な口臭(お口の病気)


さまざまな病気が原因で起こるのが、「病的な口臭」です。

 

病的な口臭を引き起こすお口の病気

病的な口臭を引き起こす原因のほとんどが、お口の中の病気やトラブルです。

 

・むし歯

むし歯が進行して歯に穴があくと、その開いた穴に汚れや食べかすが溜まります。
たまった食べかすが発酵することで、ガスが産出されて、口臭の原因となります。
また、重症化すると、歯の神経が死んで腐敗臭を放つのです。

 

・歯周病

歯周病が悪化すると、歯と歯ぐきの間にできる「歯周ポケット」が深くなると、そこに歯垢が溜まった細菌が繁殖し、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物(メチルメルカプタン)を産出します。

 

・舌苔(ぜったい)

舌苔とは名前のごとく、舌の表面にたまった苔上の細菌のかたまりです。
その細菌が、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物を発生させます。

 

・ドライマウス

ドライマウスは、唾液の分泌が慢性的に低下することで起こります。
お口の中が乾いて、口臭だけでなく、「ものが食べにくい」「話しにくい」「口の中が傷つきやすい」といったことが起こりやすくなり、日常生活に支障をきたす恐れがあります。

 

口臭を予防するためのお口のケア


歯の表面や歯と歯の間などに食べ残しや歯垢が蓄積していると、口臭のリスクが高くなります。
なぜなら、細菌がお口の中に残った食べかすを分解する際に、不快な臭いを伴うガスが放出されるからです。
お口を健康な状態にすることで、口臭を抑えることが可能です。

 

口臭を予防するためにも、

・食べたら磨くを徹底する
・歯間ブラシやデンタルフロスを活用する
・舌の汚れを取り除く
・定期的に歯科のクリーニングを受ける

といったことを習慣にしましょう。

 

病的な口臭(全身の病気)


口臭の原因は、お口の中だけとは限りません。
全身の病気が、口臭を引き起こしたり悪化させたりすることもあるのです。
次のような疾患は、口臭の原因となる可能性があります。

・慢性鼻炎、扁桃腺、喉のがんなどの耳鼻咽喉科系の病気
・胃炎、胃下垂、胃がんなどの消化器系の病気
・糖尿病や肝硬変などの代謝系の病気

まずは病気を治すことが、口臭の解決につながります。

 

 

口臭が気になる方はジャパンデンタルクリニックにご相談ください


においの感じ方には個人差があり、必要以上に口臭を気にされている方もいれば、口臭を自覚していない方もいらっしゃいます。
当院では、口臭測定器で、お一人お一人の口臭レベルを測定し、原因を見極めます。
原因に合った対策をご提案しますので、どのようなことでもご相談ください。

 

「柏駅」東口より徒歩3分の【ジャパンデンタルクリニック】では、患者様のご要望をしっかりとおうかがいした上で、適切な治療をご提案し、ご納得の上でお選びいただくことをポリシーにしています。
JR常磐線・東武野田線「柏駅」東口より徒歩3分と、電車でのアクセスがよく、休診日は設けずに、日曜は13時・土曜は18時・平日は夜20時まで診療しています(2024年3月現在)。
祝日も通常通り診療していますので、お仕事帰りや休日など、ライフスタイルに合わせて通院時間をお選びください。


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