頭痛は歯ぎしりが原因?マウスピースで緩和を!~歯ぎしりの原因とリスク~
皆様、こんにちは。
柏駅東口から徒歩3分の歯科医院【ジャパンデンタルクリニック】です。
「就寝中の歯ぎしりを家族に指摘された……」と、悩まれている方へ。
自覚症状なく、歯ぎしりをしている方は少なくありません。
歯ぎしりは自分で気付かないことが多いため、「頭痛」など身体の不調が現れて、はじめて歯ぎしりが原因とわかることもあります。
今回は、歯ぎしりの原因とリスクを紹介します。
田名網 宏樹 院長
日本大学再生歯科治療学講座 入局
首都圏の歯科医院勤務後、某歯科医院理事副院長 就任
柏東口駅前歯科 ジャパンデンタルクリニック 開院
日本大学歯科治療管理学講座 在籍
医療法人社団 秀和誠宏会 設立
医院名:ジャパンデンタルクリニック
所在地: 〒277-0005千葉県柏市柏1丁目7−1 DayOneタワー 203
柏二番街商店街中、ライオンズマンションの2F
Contents
歯ぎしりは頭痛の原因になる?
歯ぎしりは、頭痛の原因になる可能性があります。
長年、頭痛に悩まされて「何をしても原因がわからない……」という方は、もしかすると歯ぎしりが原因かもしれません。
頭痛には、
・日常的に起きる頭痛
・脳の病気による頭痛
・慢性頭痛
の3種類があります。
このうちの、慢性頭痛は歯ぎしりが原因の可能性があります。
歯ぎしりをする際は、食事中にかみ合わせる力よりも数倍もの力がかかるといわれており、ご自分の体重よりも重い力が歯に一定時間かかることもあるのです。
「グッ」と力をいれて歯を噛みしめてみてください。
どこに力がかかっていますか?
歯だけではなく、顎の筋肉や頭の筋肉にも負担がかかるのがわかると思います。
顎や頭の筋肉へ負担がかかり続けると、慢性的な頭痛が起こるのです。
歯ぎしりといっても個人差はあり、1〜2分程度しかしていない方もいれば、数時間にわたり歯ぎしりし続けている方もいます。
歯ぎしりとは?
歯ぎしりは、寝ている間だけにしているものと思われがちですが、日中も歯ぎしりすることはあります。
歯ぎしりの定義は、寝ている間や起きている間に、無意識のうちに強い力で歯と歯をすりあわせ、音を立てる状態のことです。
ただし、近年では「小さな音で歯と歯をすりあわせる」「歯をくいしばる」ことも含めて、歯ぎしりと呼ばれます。
歯ぎしりをしている方は、全人口の6〜20%といわれており、自分では気付かないこともしばしばあります。
ここからは、「グライディング」「クレンチング」「タッピング」3種類の歯ぎしりをみてみましょう。
グラインディング
グラインディングは、歯と歯を強くこすり合わせて、音を立てる歯ぎしりです。
一般的に、グラインディングを歯ぎしりと呼ぶ方が多い傾向にあります。
主に、就寝中にする歯ぎしりですが、起きている間にもギリギリと音を立てて歯ぎしりしている方も少なくありません。
歯にとても負担がかかる歯ぎしりの種類です。
クレンチング
クレンチングは、強い力で歯と歯を噛みしめる歯ぎしりです。
就寝中だけではなく、
・重い荷物を持ったとき
・リモートワーク中
・スポーツ中
などに、することが多い歯ぎしりの種類です。
一時的に力を入れる必要があるときや、集中して作業するときに、クレンチングをする傾向にあります。
長い時間クレンチングをすると、顎の筋肉に負担がかかり「エラが張る」方もいらっしゃいます。
他にも、歯がしらない間にかけたり、割れたりするリスクがあるのです。
タッピング
タッピングは、カチカチと細かな動きをする歯ぎしりです。
寒い日に、自然と歯をカチカチした経験はないでしょうか?
そこまで大きく口元を動かすことはなく、音が大きいわけではないため、周りの方に歯ぎしりをしていると気付かれることは少ないでしょう。
歯ぎしりの原因
歯ぎしりの詳しいメカニズムが解明されておらず、原因もはっきりとはわかっていないのが現状です。
ここでは、歯ぎしりの原因になり得る可能性があるものを紹介します。
・過度なストレス
・かみ合わせが悪い
・歯並びが悪い
・アルコールの摂取が多い
・無呼吸症候群
ストレスがあるときに、歯ぎしりをしていると感じたことはありませんか?
ストレスを感じると、「ストレスを発散しよう」「耐えよう」とすることで、歯と歯を強くこすり合わせたり、グッと噛みしめる「歯ぎしり」をするのです。
また、歯並びやかみ合わせが乱れていると、一部分の歯を強く噛みしめたり、かみ合わせが定まらないことから、ギリギリと歯を動かしたりします。
歯が生える途中の子どもにもよく見られる現象ですが、お子様の場合は歯が生えそろうと、かみ合わせが安定して、歯ぎしりが自然と治ることがほとんどですので、様子をみましょう。
他には、アルコールの摂取が多い方や、無呼吸症候群の方は、睡眠の質が低下することで「歯ぎしり」をしたり、悪化させたりする可能性があります。
歯ぎしりをする原因は、人により異なり、複数の原因が重なり歯ぎしりを引き起こしていることもあるため、はっきり特定するのが難しいといわれています。
思い当たるものがあれば、ひとつずつ原因を取り除くことで歯ぎしりは改善されるでしょう。
歯ぎしりが引き起こすリスク
歯ぎしりをすると、「頭痛」以外でどのような悪影響を及ぼすのかを紹介します。
歯への影響
歯ぎしりをすると、まず歯へ負担がかかり、歯の表面がすりへります。
この状態を放置しておくと、むし歯になるリスクが高まるので、早めに歯科医院へ相談しましょう。
歯科検診で歯のすりへりを発見したら、歯ぎしりを疑います。
また、歯の表面が欠けたり、割れたりしてはじめて歯ぎしりに気付く方も少なくありません。
毎日の歯ぎしりで歯にヒビが入り、ある日突然、「ガリッ」と歯が欠けることがあるのです。
さらに、歯ぎしりが重度の方は、歯の表面だけではなく歯の根っこが折れるリスクがあります。
「むし歯でもないのに、歯が痛む」という方は、もしかすると歯ぎしりによる歯のトラブルかもしれません。
歯ぐきへの影響
歯ぎしりをすると、力がかかっている歯の周りの歯ぐきの腫れや出血がひどくなることがあります。
なぜなら、歯ぎしりは歯周病を悪化させるからです。
歯周病は、細菌感染症のため、歯ぎしりが直接的に歯周病の原因になることはありません。
しかし、歯ぎしりで歯の根っこやその周りの顎の骨に負担がかかると、骨が溶けて、歯周病を悪化させます。
歯周病は進行するほど、顎の骨が溶ける傾向にありますが、歯ぎしりにより、骨が溶かされるのを早める恐れがあるのです。
顎への影響
歯をこすり合わせたり、グッと噛みしめたりすると、顎の筋肉に負担がかかります。
歯並びやかみ合わせが崩れており、一部の歯だけに力がかかるケースでは、顎への負担も片側に多くなり、「右だけ顎が疲れる」などの症状がでることも。
顎に負担がかかり続けると、
・顎が「ジャリジャリ」「バキッ」と音を立てる
・顎が痛む
・顎が開かない
といった症状を引き起こす可能性があります。
ひとつでも当てはまると、「顎関節症」のリスクが高く、改善に時間がかかるのです。
身体への影響
歯ぎしりによる身体への影響は、頭痛以外で、
・肩こり
・めまい
・疲れやすい
などが挙げられます。
普段は使用しない筋肉に負荷がかかったり、歯ぎしりのせいで睡眠の質が低下したりするからです。
歯医者で行う歯ぎしりの治療法
それでは、どうやって歯ぎしりを改善するのでしょうか。
まずは、歯医者の治療法を解説します。
マウスピースを装着する
マウスピースで歯や顎に負担がかかるのを緩和します。
マウスピースをしたから歯ぎしりしなくなるのではなく、歯が欠けるのを防いだり、顎関節症の症状をやわらげたりするのが目的です。
マウスピースを装着すると、
・歯の摩耗(すり減り)・破折を防ぐ
・人工歯の破損を防ぎ、長持ちさせる
・顎の疲労感や痛みを緩和する
・顎関節症を防ぐ
・歯周病の発症や悪化を防ぐ
・筋肉の緊張を和らげるため、頭痛や肩こりなどが改善される
といった、効果を得られます。
通常は、歯科医院でマウスピースの型取りを行い、技工所に歯型を送ることでマウスピースを製作するため、できあがるまで時間がかかることがあります。
一方「ジャパンデンタルクリニック」は、歯科技工士が在籍しているため、スピーディーに患者様にぴったりのオーダーメイドのマウスピースを製作できるので、「自分に合ったマウスピースを早く欲しい」方はご相談ください。
歯列矯正
歯並びやかみ合わせが悪いと、歯ぎしりをすることがあります。
かみ合わせがズレていると、噛む位置が定まらずに、無意識に歯をギリギリと動かす方も少なくありません。
その場合は、歯列矯正を視野にいれましょう。
「ジャパンデンタルクリニック」は、装置ができるだけ目立たないように、
・セラミックブラケット矯正:表側のワイヤー矯正で、白い装置を採用
・マウスピース型矯正:インビザラインを採用
・ハーフリンガル矯正:上の歯は裏側、下の歯は表側のワイヤー矯正
の3種類をご用意しています。
カウンセリングや精密検査をもとに、患者様のライフスタイルに合った矯正装置や治療計画をご提案いたしますので、ご相談ください。
※インビザラインは、完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
ご自宅でできる歯ぎしりの改善方法
ここからは、ご自宅でできる歯ぎしりの改善方法を紹介します。
太陽を浴びて1日をはじめる
太陽を浴びると、セロトニンというホルモンが分泌されます。
セロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれ、歯ぎしりの原因とされるストレスを減らす効果を得られる可能性があります。
適度な運動をする
運動により身体を動かすことで、ぐっすり眠る習慣を整えます。
睡眠の質を高めることで、歯ぎしりを防ぐのです。
ストレスを解消する
ストレスを感じると歯ぎしりをすることが多い方は、ストレスの原因を突き止めて、取り除くことが大切です。
いくら、マウスピースや歯列矯正をしても、ストレスがあれば歯ぎしりはなかなか改善されません。
また、ストレスの根源を取り除けないのであれば、「ゆっくりお風呂に浸かる」「友人と食事をする」など、ストレスを解消する方法を考えましょう。
歯ぎしりしていないか意識する
歯ぎしりをご家族や歯科医師に指摘された場合は、「いつ歯ぎしりをしているか」「今、歯ぎしりしていないか」と、意識的に歯ぎしりを改善しましょう。
じつは、リラックスした状態では、唇は閉じていても歯と歯は接触していません。
歯ぎしりは放置せずに「ジャパンデンタルクリニック」へ相談を
「柏駅」東口より徒歩3分の歯医者【ジャパンデンタルクリニック】は、歯ぎしりによる症状を緩和するために、当院に在籍する技工士がお一人お一人に合うマウスピースの製作が可能です。
歯ぎしりをご家族から指摘された方や、朝起きると顎が痛む方などは、歯ぎしりのチェックを行います。
当院は、各分野にわかれてチームで歯科診療を行いますので、歯ぎしり改善のためのマウスピース製作はもちろん、矯正治療、歯周病治療などトータルサポートが可能です。
複数の歯科医師から意見を聞くこともできますので、どのようなことでもご相談ください。